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怒りの感情はダミー

怒りの感情はダミー

私達は、日々様々な感情を味わっています

それをどう捉え感じるか、どう表現するかは人によって違います

怒りはダミーの感情と言われる通り本心ではありません

殆どが悲しさ・寂しさ、不安・恐怖の代替の感情です

本当は悲しさ・寂しさ、不安・恐怖を感じているのだけど、それを直視することを回避するために蓋をして見ないようにしているんですね

どんな時発動するの

皆さんはどんな時にイラッとしたりムカッとするか、少し想像してみて下さい

“普通はこうあるべき”

“常識的に守るべき”

“上に立ってるんだからこうあるべき”

などなど殆どの方が“こうするべき”“こうあるべき”というルールを他人が破るとイラっとするのではないでしょうか?

実は様々な制限が強い人程怒りは発動しやすいんです

頑張り屋さんに多い

怒りがわくとき”~のに”という言葉が多く出ませんか?“こんなに頑張ってるのに“”こんなに一生懸命やったのに”と

この”のに”は頑張りすぎのサインと言われます。この言葉が出る時は自分が頑張りすぎているサインなんですが

無理して頑張り過ぎている時って本当は、自分の頑張りを認めて欲しくて、人からの労いの言葉や対応を期待してしまいがちです

でも相手が期待した対応をしてくれないと“どうして?こうしてくれないの?こんなに私頑張ってやってるのに”と怒りが湧いてくるんです

心の奥の本心は頑張ってることを認めて貰えない事が寂しかったり、悲しかったり、辛いんですが…

嫉妬の感情

そして他に、自分はルールを守っているのにそれをしない人に対して多くは

“ズルい”と言う嫉妬の感情が発動します
この嫉妬は単純に“羨ましい”ということなんですね

嫉妬は実は羨ましいんだけど羨ましいことを認めたくない時に湧く感情です。

でも素直に羨ましいとは感じたくない、思いたくない、相手が羨ましいことを認めてしまったら嫉妬という怒りがただの羨望に変わってしまう

だから認めたくないから怒りの感情で相手を批判し自分を正当化します

でもね本当は、その相手はあなたの制限を緩めるように見せてくれているだけなんですけどね

刷り込みによる表現

“こうするべき”というルールの殆どは育った環境で制限され、それが正しいと教え込まれているので

自分勝手に行動すると叱られる自分勝手な行動は絶対にダメというルールを自分に課しています

昭和の叔父様達の典型ですが、照れても怒るし寂しくても怒るし、嬉しくても怒るし恥ずかしくても怒ります

男のくせにと様々な表現を禁止され、制限されたため、色んな感情が怒るという方法で表現されているんですね

寂しい、悲しい、嬉しいと言う感情表現を男子たる者、本心や核心を突かれてはいけない、恥だ!と叱られて来た怖さなどから、本当の感情に蓋をし、ダミーの感情で表現するんですね

自分自身の感情を素直に表現する事は許されないと思い込んでいる

悲しさや寂しさをつい怒りを感じているように表現してしまうのは、叱られてきた怖さを感じたく無いすり替えの感情でもあります

イラッとしたりムカッとくる時必ず下には何か隠された感情があります

それを無視せず、本心に気が付いて行く事、しっかり向き合う事でダミーの感情は少なくなって行きます

そして何より自分の感情とちゃんと向き合う事で生き辛さから解放されて人生が好転し始めます

繰り返される出来事、幼い頃からの捉え癖、変わりたい、変えたいと思ったらそれがタイミングです

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